こうした内容的・地域的な偏りを是正するために、世界遺産委員会では様々な試みが行われている。内容的な不均衡是正の一例としては、「世界遺産リストの代表性、均衡性、信用性のためのグローバル・ストラテジー」(1994年)が打ち出され、文化的景観、産業遺産、20世紀以降の現代建築などを登録していくための比較研究の必要性が示された[19]。2004年から具体的な作業が行われている「顕著な普遍的価値」の再定義や、暫定リスト作成時点で、偏りをなくすような適切な選択がなされるように働きかけていくことなどもその例である[20]。世界遺産の登録数に上限は設けられていない[21]。ただし、ユネスコ内部では上限に関する議論も存在するといい、ユネスコ事務局長松浦晃一郎は、モニタリングの制約などから、現実的に設定される可能性のある数字としては、1500や2000という数字を挙げている[22]。なお、現在、1回の委員会での審議数には上限が設けられている。かつてはナポリで開催された第21回委員会(1997年)でイタリアの世界遺産が新規に10件登録されたこともあったが、現在は1回の委員会で各国が推薦できるのは2件までである(文化遺産と自然遺産各1件とされていたが、2007年の第31回世界遺産委員会で文化遺産2件でも許可される事になった[23])。ただし、過去に1件も登録されていない国はこの限りではない。また、全体の審議物件総数は45件までとされている。審議数の上限については、様々な意見が出ているため、年々修正が加えられている。
国立公園ではアフリカゾウ、バッファロー、キリン、シマウマ、そして様々な種類のカモシカが豊富に生息しており、ベルベットモンキー(Vervet Monkey)やヒヒに至っては街中でも見られるほどである。一方、ライオンやヒョウはその性質上、容易には見つけることができない。滝の上流、ザンベジ川およびチョベ川沿いにはアフリカゾウ、カバ、ワニが多数生息している。渇水期になると毎年決まった場所でアフリカゾウが川を渡る姿が見られる。峡谷ではクリップスプリンガーやツメナシカワウソ(African Clawless Otter)を見かけることがある。猛禽類も多く、タイタハヤブサ(Taita Falcon)、コシジロイヌワシ(Black Eagle)、ハヤブサ(Peregrine Falcon)など35種が生息している。サギ、サンショクウミワシ(Fish Eagle)をはじめとする多くの水鳥が滝の上空を舞っている。
1860年11月の大統領選挙では奴隷制が争点のひとつになり、奴隷制の拡大に反対していた共和党のエイブラハム・リンカーンが当選した。この時点では、奴隷は個人の私有財産であることもあり、リンカーン自身は奴隷制廃止を宣言していなかったが、南部では不安が広がった[2]。同年12月にはサウスカロライナ州が早くも連邦からの脱退を宣言。翌1861年2月までにミシシッピ州、フロリダ州、アラバマ州、ジョージア州、ルイジアナ州、テキサス州も連邦からの脱退を宣言した。2月4日にはこの7州が参加したアメリカ連合国を結成、ジェファーソン・デイヴィスが暫定大統領に指名された(同年11月に行われた選挙で正式に当選している)。3月4日にリンカーンが大統領に就任すると、4月12日に南軍が連邦のサムター要塞を砲撃して戦端が開かれた(サムター要塞の戦い)。5月までにバージニア州、アーカンソー州、テネシー州、ノースカロライナ州が連合国に合流した。ただし奴隷州でもデラウェア州、ケンタッキー州、メリーランド州、ミズーリ州、それにバージニア州の西部(後にバージニア州から「独立」してウェストバージニア州となる)は合衆国に残った。合衆国に残ったこれらの奴隷州への対応に、リンカーン大統領は非常に苦慮する事となる[3]。
インディアンはしばしば開拓者や建国初期のアメリカ人が新大陸で生き延びるのに多大な貢献をしてきた。米国とカナダの感謝祭は17世紀にワンパノアグ族とピルグリム・ファーザーズが秋の収穫を共に祝った出来事を記念している。ポカホンタス、スクァント(Squanto)、マサソイト酋長、サカガウィアらは米国の建国神話に欠かせない存在である。初期の開拓者の男性たちは未知の土地で生存するためにしばしばインディアンのサバイバルの知恵を身につけた。彼らの中にはインディアンの女性を妻とした者が少なくなく、結果として多くのアメリカ人がインディアンの血を引いている。2003年のアメリカ国勢調査局の調査によると、アメリカ合衆国全体のインディアンの人口2.786.652名の三分の一が、3つの州に居住している(カリフォルニア州413、382名、アリゾナ州294、137名、オクラホマ州279、559名)。2000年の時点での調査では、部族ごとに見ると、最大の人口を持つ部族はナバホ、チェロキー、チョクトー、スー、チペワ、アパッチ、ラムビー、ブラックフィート(Blackfeet)、イロコイ、そしてプエブロである。インディアンを先祖に持つアメリカ人はおよそ80%が混血である。2100年までには、10人のうち9人が混血になると見込まれている。数ある混血の問題では、黒人との混血ブラック・インディアンが、根強い摩擦の種になっている。彼らはインディアンたちの中でも差別され、踊りのリズム感の違いから、儀式から締め出されるなど排除されることが多い。近年、チェロキー族やカイオワ族などはこれを部族員として認める裁定をしている。