男子が装う羽根冠や化粧は、本来儀式での正装であって、天上の大精霊にしっかりと自分を見知ってもらうためのものであり、戦いのためのものではない。羽根冠や化粧を白人が「ウォー・ボンネット」とか「ウォー・ペイント」と呼ぶのは誤りである。大平原では、メキシコ経由でスペイン人によって馬が持ち込まれるまでは、ティピーなど家財道具を乗せるトラボイを運搬するのは犬の仕事だった。馬の登場によって、大平原部族は乗馬を生活に取り込み、「ホース・インディアン」と呼ばれるようになった。馬による運搬・移動力の劇的な向上はティピーの大型化も可能にし、さらにアメリカバイソン(バッファロー)狩りを盛んにしたうえ、各部族の勢力図をも塗り替えていった。18世紀には、平原に南下してきたコマンチ族はアパッチ族を南西部へ追い払ってしまっている。とりわけブラック・フット族は、19世紀半ばまでには北米最大の勢力になっている。馬の所有数は部族や個人の勢力を表すものとなり、交易所でスペイン人から馬を入手するための、他部族や白人たちからの略奪は、19世紀平原インディアンたちの最大の関心事となった。また、馬を部族間で巧みに出し抜きあって盗み合う「馬盗み」は、19世紀の平原インディアンの「誉れ高いスポーツ」となっていった。しかしこれは白人にとっては「到底許しがたい犯罪」と捉えられ、インディアンと侵入者である白人開拓者との文化のぶつかり合いの最大要因ともなった。
滝の上流、ザンベジ川およびチョベ川沿いにはアフリカゾウ、カバ、ワニが多数生息している。渇水期になると毎年決まった場所でアフリカゾウが川を渡る姿が見られる。峡谷ではクリップスプリンガーやツメナシカワウソ(African Clawless Otter)を見かけることがある。猛禽類も多く、タイタハヤブサ(Taita Falcon)、コシジロイヌワシ(Black Eagle)、ハヤブサ(Peregrine Falcon)など35種が生息している。サギ、サンショクウミワシ(Fish Eagle)をはじめとする多くの水鳥が滝の上空を舞っている。ザンベジ川の魚は上流に89種、下流には39種生息しており、滝によって生活圏が分断されていることが分かる。特に多く見られるのはギンダラ(black cod)とマス(slippery trout)である。
このピアッシングの苦行はマンダン族が始祖とされる。かつてマンダン族の「オーキーパ(太陽の踊り)」は詳細なイラストとともに東部の白人社会にも知らされたが、彼らはこれをグロテスクな悪夢だとして本気にしなかった。この際、「ピアッシングは若者の勇気を試すもので、指導者となるための通過儀礼である」と説明され、現代でもこれに則った解説をする文献があるが、これは間違いである。19世紀のスー族の戦士は、このピアッシングについて、「自分の肉体は、自分にとって一番大切なものだから、これを大精霊に捧げるのだ」と説明している。20世紀スー族のメディスンマン、ピート・キャッチーズは、サン・ダンスを「全ての儀式の“祖父”である」と述べ、またジョン・ファイヤー・レイムディアー(Lame Deer)は、「白人は自分に都合よくなんでも簡単に片付ける。2000年前には自分達の代わりにイエス・キリストに苦痛を味わわせた。だが我々インディアンは自ら苦痛を引き受け、自分の身体でこれを体験し誓うのだ。“祖父よ、来年私は踊ります。わが肉体に串を刺し、誰かの回復に役立とう。我らの民を完全なものとするために”とだ」と語っている。かつて白人によってサンダンスは野蛮な行為として弾圧を受け、インディアンたちはこれを隠れて行うしかなかった。インディアンたちの粘り強い交渉と説得により、フランクリン・ルーズベルトの時代になってようやくサンダンスが許可された。それでもピアッシングのみは絶対禁止されたが、レッド・パワーとともに復活され、スー族の伝統派、レイムディアーやマシュー・キング(Mathew King/Noble Red Man)らによって全米に広められた。また近年になって規定が緩み、女性のピアッシングも見られるようになった。女性の場合は、手首に串を刺す。
五大湖周辺は北アメリカ有数の工業地帯であり、湖岸には五大湖・セントローレンス水路の港湾都市が多数発達している。また、全般的に夏に冷涼であることから、避暑地・保養都市も点在する。以下に列挙するのはその中でも著名な都市である。ヒューロン湖岸は人口の密度が低く、目立った保養・観光都市もない。人口数千人〜3万人ほどの小都市・町村がほとんどである。五大湖とそれを互いに接続し、あるいは大西洋へとつなぐ五大湖水路・セントローレンス海路はミシシッピ川と並び、北アメリカの重要な水路のひとつである。他にもいくつかの運河が五大湖から各地域へと通じている。中でも代表的なのは、1825年に建設されたエリー運河と1848年に完成したイリノイ・ミシガン運河である。前者はエリー湖とハドソン川を結び、この運河を経由することで、五大湖周辺とニューヨークが船で行き来できることになる。後者はシカゴからミシシッピ川へと通じ、セントルイス・メンフィス・ニューオーリンズなどミシシッピ川岸の主要都市へと船を進めることができる。