トロントではキリスト教が最大の宗教で、2001年統計ではカトリック教会(31.1%)、プロテスタント(21.1%)、正教会(4.8%)、他のキリスト教宗派(3.9%)となっている。他の宗教では、イスラム教(6.7%)、ヒンドゥー教(4.8%)、ユダヤ教(4.2%)、仏教(2.7%)、シク教(0.9%)、その他(0.2%)となっており、無宗教の立場の人々も18.7%いる。トロントの人々の間では英語が圧倒的に優勢であるが、フランス語やイタリア語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、タミル語、パンジャーブ語、ヒンディー語、ウルドゥー語などもかなり多く話されている。職場で話される言語としてはイタリア語および中国語が2番目に多い言語とされる[22][23]。その結果、救急サービスの911番では、150以上の言語に対応できるようになっている [24]。トロントは単一層自治体で議会は市長制を敷いている。市の行政はトロント市の法令によって規定されており、市長は市の最高責任者として直接投票で選ばれる。トロント議会は一院制で構成されており、各地区を代表する44の市会議員によって成り立っている。市長と市会議員の任期は4年で、再任に制限はない。
クラン(氏族)を中心とした、農耕と狩猟に関係した精霊群への祈祷が基本である。ムスコギー族やセミノール族は、地元で採れるヤポンノキ(Yaupon、Ilex vomitoria)の葉を煎じた黒い飲み物「ブラック・ドリンク」を儀式の際に飲用する。この飲み物は儀式にとって非常に重要で、オクラホマに強制移住させられたグループは、代替物を煎じている。セミノール族の英雄オセオーラの名は、この「黒い飲料」の儀式の「音頭をとる者」という意味である。アタカパ族やカランカワ族は、敵対者や指導者の心臓や肉を、パワーを得るものとして宗教的に食した。このため、他部族やヨーロッパ人から「人食い人種」と誤解された。大西洋岸からミシシッピー沿岸にかけては、約二千年前に「マウンド・ビルダー」と呼ばれた部族群が、数100メートルもある動物を象った、無数の土塁・塚を建造している。オハイオ州のサーペント・マウンド(大蛇の墳丘)はその一つである。その直系であるナチェズ族は、18世紀にフランス人に文明を破壊されるまで、インカ帝国やマヤ文明のように太陽神を頂き、都市を築いてピラミッド型の神殿をいくつも建造していた。神官と僧侶からなる社会階級を持っていたのは北米でナチェズ族だけである。
トロントの面積は630.18 km?(243.21 sq mi)で、東京23区の面積621.49km?とほぼ同じである。南北の長さは最大21km、東西の長さは最大43kmある。湖岸の全長は46km。南はオンタリオ湖と、西はエトビコ・クリークとハイウェイ427号線と、北はスティールズ通り(Steeles Ave.)と、東はルージュ川と接し、それぞれが境界線となっている。トロント湾を東西に挟みこむように、市西部を流れるハンバー川と市東部を流れるドン川の2つの川があり、加えて数多くの支流が街を縦断する。トロント湾は湖の水流からの土砂の堆積によって自然に形成され、同様にトロント島やレズリーストリートスピットが形成された。 小川と川が多いことから森林密度の高い峡谷が広がっており、公園や娯楽ハイキング用の小道を楽しむ理想的な場所になっている。しかしながら、峡谷は都市を格子状に設計することを阻んでおり、いくつかの通りは峡谷によって通りが分断され、またブロアー通りなどの大通りも陸橋で谷を跨ぐこととなった。これらの深い峡谷は集中豪雨の際、雨を排水する役割を果たしているが、ドン川の近くなど、いくつかの地点では大きな洪水になりやすい。しばしば川から大量の水が下水処理場の貯水タンクに流れ込み、処理しきれずにあふれ出すことがあり、汚水を未処理のままオンタリオ湖へ排出することがある。最終氷期の時代、現在のトロントは氷河前縁湖であるイロコワ氷河湖(Glacial Lake Iroquois)に覆われていた。今日、イロコワ湖岸(Iroquois Shoreline)で知られる氷河湖岸の跡を断層に見ることができる。これはスカボロの断崖(Scarborough Bluffs)を形成した断層でビクトリアパーク通り(Victoria Park Ave.)とハイランド・クリーク(Highland Creek)の河口の間に沿ってよく見ることができる。そのほか、セントクレア通り(St. Clair Ave.)に沿ってバサースト通り(Bathurst St.)とドン川の間にも見ることができる。
海洋底の骨格となる構造は、北端から南端までほぼ中央部を南北に伸びる大西洋中央海嶺である。太平洋と比較すると、海嶺(大西洋中央海嶺を除く)や海山の発達に乏しい。大西洋は生物の種数が少ないことでも知られている。様々な分類群において太平洋やインド洋に比べて数分の1程度の種数しか持たない。これは、大西洋が大陸移動によって作られた新しい海であること、他の海洋とは南北の極地でしか繋がっていないために生物の移動が困難であることなどによると考えられる。ちなみに、大西洋の魚類の総種数より、アマゾン川の淡水魚の種数の方が多いとも言われる。一部の滝は、侵食が速く、また川の流れが地殻変動で変わりやすい山岳地帯において生じる。このような場所にある滝は、同じ場所を長年に渡って水が流れたことによってではなく、衝上断層(逆断層)や火山活動などの突然の地質の変化によって形成される。